<<私の主張 08.3.31>> 20億7,000万円のアップルモールは本当に必要だったのか!?

板柳町の中央を縦断する鶴田足水堰(つるたたしみずぜき)と鶴田枝川堰(つるたえだがわぜき)は、流域の雨水や生活廃水が流入滞留し、長年にわたり悪臭を放つなど、地域の生活環境を悪化させていました。

よって両堰の改修は、町民の生活環境改善には必要な事業であったものと、私は理解しています。 しかし、近年町が進めた同地区に対する事業の内容を検証すれば、これほどまでのものを建設しなければならなかったのか?疑問を持たざるを得ません。

町財政が潤沢な時代ならいざ知らず、困窮しだして間もない近年、本事業に町当局が言うような緊急性や欠くことのできない必要性があったとは、私は到底思えません。

本事業は既に竣工してしまいましたが、これからも多額の維持費を投じ続けなければならないなりません。 もちろん、それも私たちの税金を投入し続けなければならないのです。

そこで、本事業がどれだけのお金がかかったのか?これからどれだけの維持費がかかるのか?を、その概要を記したいと思います。

前述しましたが、実は私たちが普段目にするアップルモールは、二つの事業を一体的に行なったものです。

その一つ目が、流域住民を苦しめてきた悪臭の元凶であった鶴田足水堰を、雨水排水事業として4億1,600万円掛けて改修したもので、その内訳は、国等からの補助金が1億8,735万円、町の一般財源が1,839万円、借金である起債が2億1,080万円でした。

次に二つ目は、都市公園緑道整備事業として、16億5,400万円を掛けて整備したもので、その内訳は、国等からの補助金が5億5,200万円、町の一般財源が1億7,300万円、借金である起債が9億2,900万円でした。

以上のことから、普段私たちが目にしているあのアップルモールが、総額で20億7,000万円もの巨費を投じて建設されたことがわかります。 それも、町の一般財源から1億9,139万円を出し、併せて11億3,980万円もの借金をまたしたのです。

さらに維持費ですが、平成20年度分として電気料や上下水道料など、580万円の予算が見込まれています。

町当局は悪臭対策を主とした流域住民の環境改善を唱えこの事業の必要性を説きますが、それなら鶴田足水堰の改修工事だけを優先させ、他は町財政が持ち直してからで十分ではなかったでしょうか?

地域経済は疲弊し、町民負担率はまだまだ上がろうとしている現在、これほどまでの巨費を投じる費用対効果はあったのか?まだまだ町内には、先んじて行なわなければならない事業があるはずではないか?という思いを払拭できずにいます。